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お知らせ

ご無沙汰しております。半年以上ぶりの更新です・・・

現在「透明標本研究所」のホームページを作成中です。内容は今まで作成してきた透明標本のギャラリーや作成方法のページなどを考えています。しばらくの間お待ちください。今のところ公開は4月末を予定しています。
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軟骨染色



P6212800.jpg
今日から取り貯めていた標本の軟骨染色を始めました。久々のアルシアンブルー、良い色してます。

中に入ってる標本は
マコガレイ
アカメバル
ムラソイ
カサゴ
タケノコメバル
イダテンギンポ
ナベカ
イソギンポ
アサヒアナハゼ
スズキ
アユカケ
ボラ etc・・・
さて、今回はどんな表情の透明標本が出来上がるのでしょうか?

カエルウオ透明標本

こんにちは・・・なかなかコンスタントな更新は難しいと痛感しておりますおりざです。

本日はカエルウオの透明標本を紹介します。

P6192787.jpg
          カエルウオ (Istiblennius enosimae ) Jordan and Snyder, 1902

カエルウオはスズキ目、ギンポ亜目、イソギンポ科に分類される海水魚です。イソギンポの仲間は熱帯~亜熱帯を中心に世界で360種ほどが知られている大きなグループです。多くの種で鱗は無く、頭には皮弁があり、細長い体型をしています。食性は食性は岩に付着した藻類や小型の甲殻類。岩場やサンゴ礁の穴の中を隠れ家にして暮らしています。

P6192788.jpg

またギンポの仲間は腹鰭が退化傾向を示す種が多く、多くのスズキ目魚類で腹鰭は1棘5軟条なのに対し、カエルウオは1棘3軟条しかありません。さらに腹鰭棘は皮膚に覆われ観察しづらいため、透明標本にして染色することで多少は見やすくなってるのでは?と感じています。

P6192791.jpg

口は体の下側についていて、この口でで岩についた藻類をなめとって食べます。正面から見るとカエルっぽさがよりよく分るかな?そういえばこの魚、潮だまりを好むのですが、網で追いかけると水からジャンプして岩場を跳ねながら別の潮だまりに逃げようとします。ひょっとしたら顔つきじゃなくて、跳ねるその様子がカエルっぽいからカエルウオなのか?またギンポの仲間はカエルウオに限らず空気への耐性(?)が強い気がします。

オオスジイシモチ透明標本

最近多忙(?)につきなかなか記事を書く暇が・・・ のほほんと暮らしているような暇人大学生に見られがちの僕でも忙しいときはあるのです(笑)

さて、今日は手元にある標本のうち、オオスジイシモチの標本を紹介します。

P6142761.jpg
         オオスジイシモチ (Apogon doederleini ) (Jordan and Snyder, 1901)

オオスジイシモチはスズキ目、テンジクダイ科、テンジクダイ属に属する海水魚です。テンジクダイ科の魚は沿岸域を好む、多くの種で最大でも10㎝にも満たない小型の魚ですが、このオオスジイシモチもその例にもれず。7㎝ほどの小さな魚です。
テンジクダイ科の魚は他にネンブツダイやクロホシイシモチなどが、よく見かける種として挙げられ、さびき釣りなどで大量に釣れることもあります。同じ仲間ではマンジュウイシモチやアマノガワテンジクダイ、ネオンテンジクダイは観賞魚ルートで流通することもあるような魚です。

P6142762.jpg

またテンジクダイ科の多くの種で。親魚が受精卵を孵化するまで口にくわえて保護するという、いわゆる口内保育(マウスブリーディング)をするという特徴があります。卵の保護はオスの役目なのですが、オスは卵が孵化するまで(おおよそ2週間ほど)何も食べずに卵を守り続けるのだそうです。

OSUZIISIMOTI - blog

このオオスジイシモチ透明標本の大きさは3㎝ほど。こうして見ると夜行性の魚のためとても大きな眼をしているのが特徴的です。

タツノオトシゴ透明標本

実験レポートに追われ、更新が遅くなってしまいました(汗)

再起動一発目の記事はタツノオトシゴの標本についてです。

P6102750.jpg
       タツノオトシゴ (Hippocampus coronatus Temminck and Schlegel,1847)

以前、(といっても昨年10月です 汗)サンゴタツの標本を紹介しましたが、今回は同じタツノオトシゴ属のタツノオトシゴの紹介です。「タツノオトシゴ」という呼称はサンゴタツやオオミウミウマを含めたタツノオトシゴ類の総称としても使われますが、狭義にはその中の一種 Hippocampus coronatusの標準和名を示します。
この個体は僕が昨年の夏に三重県英虞湾のとあるアマモ場で採集したものです。

P6102751.jpg

東海大学出版の日本産魚類検索 全種の同定によると生息場所は沿岸浅所の藻場、地理的分布が伊豆大島、青森県~和歌山県白浜の太平洋沿岸、瀬戸内海、青森県~鹿児島県出水の日本海・東シナ海;朝鮮半島南岸、渤海、黄海となっています。タツノオトシゴというと南方系の魚というイメージが強いですが、意外と北の東北地方まで分布しているようです。(もっともサンゴタツは北海道にまで分布しているそうですが・・・)

P6102752.jpg

他のタツノオトシゴ類との見分け方ですが、頂冠が高く明瞭であること、そしてその頂冠が後方へ屈曲することで見分けることが出来ます。透明標本にしてもこの特徴ははっきりと確認することが出来ます。
透明標本にした時の特徴といえばアリザリンレッドで全身を覆う鱗板が染色され、カルシウムの沈着を伺わせます。逆にアルシアンブルーで染色される軟骨の部分は殆ど観察されません。

P6102753.jpg

他に観察していて気付いた点は全身から伸びている骨質の突起の先端が丸みを帯びていることが挙げられます。サンゴタツでは先端が棘のように鋭いので大きな違いです。捕食者から身を守るには鋭い方が有利な気がしますが・・・ ひょっとすると何かの擬態なのかもしれません・・・

プロフィール

ORYZA

Author:ORYZA
あらゆる魚類をこよなく愛する大学2年生。趣味と実益を兼ねて透明標本の作製にチャレンジ!

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